霧ヶ峰の黄色いジュウタン ’95夏

 

 霧ヶ峰は信州の代表的な高原ですが、その夏の光景は特に有名です。7月下旬〜8月上旬にかけて、その一面にニッコウキスゲが咲き誇り、全体が黄色く見えるほどです。私は1992年〜1997年にかけて、毎夏この時期に霧ヶ峰を訪れていますが、1995年の夏は、ニッコウキスゲが特に多く咲いた年ではないかと思います。このときの山行紀というほどのものはありませんが、レポートが残っていましたので、引用してみました。以下はその文章です。(1999.6.20)

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 おかげさまで、7/29(土)、念願かなって霧ヶ峰へ行って来ました。

1)黄色いじゅうたん
 ニッコウキスゲの開花は、まさに最高調といった感じでした。沢渡スキー場の黄色いじゅうたんは、まだまだ真っ盛りでしたし、車山肩から強清水にかけての丘も同様でした。昨年・一昨年といまひとつだったので、感激もひとしおといったところです。皆さんの報告にもあるように、まだつぼみもあったので、あと数日は見られると思います。特に車山は、これから本番ではないでしょうか。


沢渡スキー場付近


車山中腹から強清水方面


2)ヤナギラン
 前にも申しましたように、決して花には詳しくないのですが、霧ヶ峰で想起する花に「ヤナギラン」があります。キスゲの黄色に対し、ピンク色が印象的なのですが、今回はまったく見られませんでした。時期が少し早いのでしょうか。それとも私が咲いてないコースをとったのでしょうか。


車山湿原に咲く花


蝶々深山方面


3)山の展望
 花の展望も楽しいのですが、霧ヶ峰は視界がひらけているので、山の展望も大いに期待できますね。この日、遠望はだめでしたが、鉢伏山・美ヶ原・八ヶ岳連峰・守屋山などは見えました。また霞んでいましたが、浅間山や南ア北部の山(甲斐駒が見えた気がする・・・)もOKでした。西側にも相当高い山がかすかに見えていましたが、乗鞍岳ではないでしょうか。秋の頃に行けば、いろんな山が見えることでしょう。


蓼科山〜北八ヶ岳方面


八ヶ岳の全貌


4)沢渡の駐車事情
 沢渡でビーナスラインから分岐する道には、クルマがいっぱいでした。幸い私たちが到着したときに、1台出ていくところだったので、奥の広場にうまく停められたのですが、せいぜい5〜6台が限界でしょう。この時期は、沢渡で駐車するのを望まない方が良いかもしれません。

5)ヒュッテジャヴェル
 このうわさのヒュッテに到着したのは2時半でした。冷たいものをテラスでいただいただけでしたが、木立に囲まれ、沢の横にある、雰囲気のとても良いところでした。難を言えば、ビーナスラインのクルマの音が聞こえるのが残念でした。自分もそこを走って来たのだけれど・・・。一度宿泊してみたいですね。

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