オニカサゴ 船中13匹/8人 カサゴ類も・・ 志摩沖中深海釣り
鬼に退治された!?
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桜の花も散り始めた412日に岡谷鋼機釣り部の例会が鳥羽石鏡にて開催された。
ベタナギの好天に恵まれて朝6時に利久丸に釣り部員8名で乗り込む。
出発に先立って五十嵐幹事から「オニカサゴは希少な魚でもあり丁寧に1匹づつ釣りましょう」の挨拶があり、8人が適当に左右4名づつ座って出航。私は右舷トモ。石鏡港から和具沖位まで南下してやや沖合に移動したところが本日のオニカサゴをターゲットにした中深海釣り場。

仕掛けは天秤ハリス6号で全長2m、ムツ17号針23本、潮によっては枝元にフロートを付ける場合もある場合、針にタコベイト半割りを付けてもよい。オモリ150号、エサは船常備のカツオハラモ、持参のイカ短冊、サバ、サンマ等でその日のアタリ餌を早く見つける。
「水深120mです、底から1m位切ったところでやって下さい」の船長合図で流し釣り開始。
きっちり120mで着底したので、潮の流れはあまりよくないようだ。船中ボツボツとアタリがあるようで、あちこちから声が聞こえてくるが、本命のアタリは少ないようで、アヤメカサゴやウッカリカサゴが多い。私にも上がったがウッカリカサゴ30cm級だった。1時間ほど粘って投入を繰り返すうちに、やっとオニカサゴの巣に入ったようで、全員が大小は別にして顔を見ることはできたようだ。快調なのは左舷胴の間あたりで、五十嵐幹事で大型2匹を含む3匹をあげていた。エサはサバが良さそうだ、とのこと。左隣りの中尾さんにも40cm級がお目見え、私にもやっと上がったが30cm級の小型だった。
船は水深
110150mの場所を繰り返し流すが、如何せん個体の少ない魚種であり、しかも水深が100m以上と深いので上げ下げに時間もかかる。その後はアヤメカサゴとオキメバルを追加するに留まってしまった。
私の使用したサオがオモリ150号では少し負けすぎて、アタリが取りにくかった。目や触感が衰えてきたせいか、船長がそばで見ていて「アタッとるよ」とアドバイスをくれるが、よく見ても判らない。
そのせいか根掛かりも多く、仕掛けの損失が激しい。6号ハリスでも切るのは難しく、間違えると指を切ったり、サオを痛め易い。利久丸は深海専門船でもあり、根掛かり対策用の便利な道具を持っている。直径30cm位の丸い治具だ。後半戦は地球との戦い?になってしまって、2時半ごろ沖上がりとなった。
本日の全体釣果は本命のオニカサゴ2545cmが13匹、アヤメカサゴ、ウッカリカサゴ、沖メバル少々だった。快調だったのは五十嵐さんと鈴木さんの各3匹、他の人は各12匹、私は、本命1匹、ウッカリ、アヤメ、オキメバル各1匹。残念な結果となった。
しかし希少個体の絶滅危惧種でもあり、まずまず適当な釣れ具合だったと言えよう。

釣行日 : H26412日(土) 晴れ ナギ
船宿他 : 石鏡 利久丸 090 貸切8名 岡谷釣りクラブ例会 8

H26年4月12日(土)