今年はイサキの接岸が例年に比べて2週間ほど遅れているようだ。6月中旬を過ぎたのに、やっと先日、第1陣が伊勢湾口にやってきたばかりだ。この第1陣におくれてはならじ・・とばかりに6月21日に鳥羽石鏡の幸徳丸を貸切って9人参加で岡谷釣り部例会が開催された。
関東地区では大荒れの日が続いていたが、当地区では穏やかな好天が数日続いた後の最終日のようで、午後から雲が多くなり、夜には雨が降り出す、との予報。午後出船の我々にとっては生憎の予報だが幸いにも波は穏やからしいし、「梅雨イサキ」といわれるように考え方によっては「イサキ日和」ともいえると前向きに考えることにした。
午前便を終えて帰ってくる船はどの船も結構な釣果を上げてきていた。我々もいけそうだ、との確信を持って12:30に出船した。
釣り座は籤引きで私は右舷ミヨシから2番目、ミヨシの五十嵐幹事、右隣りに向井キャップに挟まれた最悪の場所?or最高の場所?となった。仕掛けはアミエビコマセのため、3m以上に長くせずに、2〜3mでの3本針が適当だ。オキアミ付け餌の場合は空バリの方が餌付けし易く扱いやすい。
ハリスは2.5号で十分で外道のイシダイやマダイが掛かってもタモさえあれば取り込める。
私は取り敢えず空バリのカラーバリで試してみることにした。
約40分ほどでイサキ釣り場に到着、「タナは35〜25mでやってみて下さい」の合図で全員一斉に投入、35mから順次誘いあげるが25cm未満の放流サイズばかりなので、場所を2,3回、小移動させ、やっと本来のイサキの巣に当たったようだ。周りの五十嵐さんや向井さんに続き、私にも良いアタリで30cm級が上がりだす。左舷側も元気な声が聞こえてくる。
右舷トモ方面の長谷川さんは3.6m長サオの大きな弧を見せて良型を取り込んでいる。等々・・・
この1時間ぐらいは、全員がイサキのアタリに酔いしれる。船の共同生簀が見る見るうちに真っ黒くなっていく。向井さんには良型のトリプル、五十嵐さんには40cm級マダイなども上がる。私も「ツ抜け」を果たし、この調子でいけば何匹ぐらい釣れるのだろうと皮算用したのが、間違えだった。
今まで活躍してくれた、空バリのカラーバリも在庫がなくなり、標準資格に変更を余儀なくされた。
マキエが拡散したせいか、サバが寄りはじめ、アッという間にサバラッシュ!海中上から底までサバばかり、サバも2、3匹なら食べて美味しいし、釣っても面白いが、走り回って周囲の人の糸に絡みついたり、仕掛けを切ってくれたり、とか釣れすぎるとろくなことはない。
私は高速で底に落としてベタ底でアジを狙って、5匹ぐらいキープした。がそれまでだった。
7時頃、全員が、サバとの奮闘?に疲れはてて沖上がりとなる。
本日の釣果は、全員で本命25〜40cm級イサキが130匹で25cm未満の放流サイズは、推定で80匹以上、サバも100匹位、アジ、マダイ、チダイ、ウマヅラ少々。
私はイサキ15匹、良型アジ5匹、サバ10匹位。まずまず平均的な釣果だった。
心配された雨も釣っている間は何とかもち、港へ入港するころ降り出した程度で、全員満足の例会となった。
今後は第2陣が入ってきて、良型が揃う時期を選んで釣行しよう。
釣行日 : H26年6月21日(土) 曇り ナギ 小潮
船宿他 : 鳥羽石鏡 幸徳丸 0599-32-5274 貸切9名 岡谷釣り部員9名