荒れ後の若狭湾 マイカ ご機嫌斜め!
貴重なマイカ Only 1!
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今年は北陸マイカの状況がおかしいようだ。例年なら今の時期にはあちらこちらで3桁釣りのニュースが流れているのだが、今年は食い始めたかな、と思うとすぐに消えてしまう。まるで「お化け」と言われるタチウオのようだ。
そんな貴重?なマイカを狙って、長谷川さんと若狭美浜の新漁丸での半夜釣りに出かけた。

台風15号も日本海で温帯性低気圧に変わった翌日の827日に、台風後の海荒れが吉と出ればいいな、との希望的観測で今季初挑戦した。当日夕刻には風波ともに治まり絶好の日和となった。

夕刻4時半に美浜早瀬に着き、5時に出船。乗合客は我々を加えて5名。新漁丸では2艙の船で営業しているが、もう1艙はワラサ・ハマチの青物釣りのようだ。

波静かな中、約50分でマイカ釣り場到着、潮が速いのでイカリではなく、パラシュートアンカーが打たれ、陽の落ちた6時過ぎに投入。「タナは65mから上を探って下さい。仕掛けの長い人は85mから上ですよ}との船長合図で期待を込めて第1投。

座席は左舷トモに長谷川さん、左舷胴の間に私が座る。潮の流れが複雑なようで、座席間隔充分で使用オモリ60号統一なのに、何故か長谷川さんの仕掛けとよく絡む。船長から80号オモリの指示が出された。オマツリは少なくなったが、イカからの便りはなく時間だけ、無為に流れていく。

船中第1号は、長谷川さんで、タナ35mで胴長25cm級が上がる。ボツボツ食い始めるかな、と期待を込めて、40mから上を手シャクリ、微速巻き上げで探るが音沙汰なし。右となりで船長が鉛スッテで釣り始めて、すぐに20cm級をかける。タナを聞いたら20m位とのことで、相当に上に浮いているようだ。
私に始めてきたのは10時ごろ、微速巻き上げ中の30mで23cm級。しかしマイカの便りはそれまでだった。しびれを切らして60m下まで落とし、スルメイカを狙うことにして、スルメ2ハイを上げた。
長谷川さんも、鉛スッテで1パイ追加するに留まった。好調?だったのは右舷トモの人で鉛スッテで、11パイを上げて、ダントツの船中サオ頭となった。
タナが上ずっていたにも関わらず胴付で20m辺りを狙っていた我々の仕掛けに食わないのはどうしてだろう。

私は準備していた鉛スッテは結局使う機会がなくて、12時に沖上がりとなった。全船で15ハイ位、スルメ少々。私は1パイ、長谷川さんが2ハイ。今季初めてのマイカ釣りは台風一過の海荒れが凶とでたようだ。

今日出船していたもう1艙の青物狙いは大漁のハマチ、ワラサが釣れたようで、「御気の毒様、お土産をどうぞ」とおすそ分けを頂いた。

例年なら7月下旬から釣期に入り、8月下旬から10月中まで釣れ続くマイカだが、今年は変調のようだ。
あがってくる型は全体に大きめなので今後に期待したい。

釣行日 : H27827日(木) 晴れ ナギ   
船宿他 : 若狭美浜早瀬 新漁丸 090 乗合5名 長谷川さん

H27年8月27日(木) 晴れ