理想の施設
息子は残念ですが、将来1人では生活できないだろう。

ある成人した人たちの施設を見学しました。
そこは、りっぱな建物で、最新の設備でした。
いろいろな話しも聞きました。
この施設は、何億かかったとか、何人収容できるだとか。
こんなところに息子も入所できたらなーーと思った。
そのときは

でも、なんか違うな。
なんか違うんだな。
人生を生きてきて、最後の安らぎの場所とは違うんだよな。
そう、老人ホームとは違うんだよな。

俺の求める施設とは。
場所なんか田舎でいい、いや田舎のほうがいい。
建物は鉄筋コンクリートなんて必要なし。
どこかの、廃校や、廃業や倒産した温泉旅館やペンション
これがいい。
新築なんて必要なし。
そこで、何をさせるかって?
もちろん仕事さ
やはり、息子のような知的障害者でも仕事をさせなければと思う。
外に働きにいける人は、それで給料をもらえればよい。
外で働けない人は、施設の中で仕事として、働かせる。
その人ができることを。
庭に水まきでもいい。 毎日同じ時間に、鶏に餌をあたえるのでいい。
チャイムをならすのもいい。息子みたいに肉体労働派には、土を耕すのもいい。
食料はなるべく自分達で作り、壊れた建物も自分達で直す。
とにかく生きてる証に仕事をさせることが必要だと思う。
1日中音楽を聴きながら、ぼーーーーとしているのはまだ50年早いよ。
そんな、生活息子にはさせたくない。

養護学校の先生なんかも、そんな施設に2年間くらい勤めることを義務化して
実際に、学校で教えるときには、生徒達がどのようなスキルが必要になるか
体験してほしい。
そしたら、学校教育で何が必要か分かってくると思う。

俺って夢ばかり見ているのであろうか。

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