高機能と低機能
自閉症のなかでも知的レベルの高い人を、高機能自閉症と言うそうな。
自閉症のなかでも知的レベルの低い人を、低機能自閉症と言うそうな。
同じ自閉症の障害の仲間どうしでも、このレベルによって人と比べる。
いいなーあの子は字が書けて
いいなーあの子は絵が書けて
いいなーあの子は多動じゃなくて
いいなーあの子は会話ができて
などなど、自分の子と比べる。
これは、簡単に言うとネタミである。
ネタミは否定される。
でも、ネタミはパワーになる。
それにより、あの子に少しでも追いつきたい。
自分でできることを、増やしたい。
あの子みたいになれたら
など、など
だからまったく否定することはない。時として必要だと思う

障害に重いも軽いもないと、よく聞かされた。
すべての親が苦しんでいるとも聞かされた。
そうかもしれない。
でも自分の考えは違う。
障害に重いも軽いも確かにある。
その子のレベルによってすべての親が苦しんでいる。

自閉症のなかでも知的レベルの高い人を、高機能自閉症と言うそうな。
自閉症のなかでも知的レベルの低い人を、低機能自閉症と言うそうな。
はい。
低機能自閉症児の父親です。

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