地域子ども会事業推進のための取り組み
●目的
  少子高齢化社会を向かえ子どもの数が少なくなり、子ども同士で遊ぶことが少なくなって
  きています、そのため一人で遊べるゲームやビデオなどで過ごす時間が増え学年の
  違う子どもたちと一緒に遊ぶ機会が少なくなっています。その結果、自分の考えを正しく
  相手に伝えたり、集団の中でうまく人間関係を作っていくことが苦手になつたりするこたが
  懸念されます。
  こうした状況を踏まえ、子ども会などで学年の異なる友達と自由に遊んだり、地域の人々と
  交流できる機会を設け、人付き合いについて学んだり、自然に社会のルールを身に付けた
  り自分の考えをしっかりと伝える力などをはぐくんだりできるように子ども会活動を通して
  取り組学ぶことが求められます。

●すべての子どもを対象とする子ども会活動がなぜ、今、必要なのか
  1)子どもと家庭、学校、地域を取り巻く環境の変化に伴い、子どもたちの週末の過ごし方
    が課題となっています。

  2)少年非行対策のためにも子ども同士、子どもと大人の交流のできる活動団体が必要
    となっています。

  3)家庭に保護者がいても、十分なしつけが行われていないなど、家庭の教育が低下して
    いると指摘されています。

  4)文化活動やスポーツ活動など、子どもたちの体験活動の機会が不足しており、その
    ような機会を提供することが重要です。

  5)子どもを中心とした子どもによる、子どものための集団として活動できる場が必要です。

●地域子ども会事業を実施する際に大切にしたいこと
  1)子どもたちと楽しくのびのびと活動するためには、安全で安心して遊べる場所が必要と
    なっています。そのためには、地域の多くの方々の協力を得て、その環境整備を行う
    ことが必要です。
    同時に、保護者や参加する子どもたちに対し、多くの大人の方々のボランティアによって
    成り立っていることから、安全管理などに万全を期することが大切です、基本的には
    自分の責任において参加していただく必要があることなど本活動の趣旨を事前に説明
    しておくことも大切です。

  2)遊び、学び、触れ合い、いろいろな活動の場にしよう
    今の子どもたちには、多くの人や社会、自然などと直接触れ合う体験の機会が乏しく
    なっていることが指摘されています。子どもたちの心豊かな成長のためには、子どもたち
    に対し、意図的、計画的に多様な体験活動の機会の充実を図っていくことが必要です。

  3)できるだけ多くの大人に協力や参加をしてもらおう
    子どもたちが健全に育つためには、親や教員以外に多くの大人と触れ合うことが
    大切です、地域の多くの大人が協力し参加することで、多様な活動が可能になると
    思います。

  4)家庭、学校、地域みんなの協力を得よう
    子どもの教育は、単に学校だけで行われるものではなく、学校、家庭、地域社会が
    相互に連携することにより行われることが必要です。
    地域子ども会行事を実施する際には、学校も、子どもたちに活動への参加を促したり、
    施設提供を行うなど、積極的なサポートをすることが重要です。
    保護者も、可能な限り、ボランティアとして、活動に参加し、自分の子どもだけではなく
    他の子どもたちにも関わることが必要です。

  5)子ども会行事を通して地域コミニティの再生を目指そう
    地域子ども会行事の取り組みに多くの大人が参加し、主体的に関わることは、子どもと
    大人の関係づくりに寄与するだけでなく、大人同士のつながりも生まれてきます。
    子どもを媒介として結びついた大人同士の関係が築き上げられることにより地域の
    コミュニティの再生や地域の活性化にもつながります。
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