●　子育てに望ましい環境づくり

　　　気になる点
　　　ＳＩＤＳについて知っていますか（乳児）、
　　　けがや事故で医療機関にかかった事がある（３歳児）
　　　チャイルドシートを着用（３歳）（必ず着用）
　　　虐待しているのではないかと思う事がある
　　　家族と子育て方針が違い悩む事がある

　　　施策の重点
　　　１．事故防止
　　　２．虐待防止
　　　３．子育て資源の整備
　　　４．良い家庭環境で育てる

　　　具体的な取り組み
　　　１．事故防止に付いては個別指導などにより教育を実施すると良いと思います。
　　　　　母子健康手帳交付の時にチャイルドシートの着用について安全研修に取り組む。
　　　　　４ヶ月健診や１歳すくすく教室において事故防止グッツの展示や研修への参加を
　　　　　求める。

　　　２．虐待防止への保険センターの取り組み
　　　　　両親学級で親になる自覚を促すと共に親子の触れ合いの大切さを啓発して行ける
　　　　　ように取り組みます。
　　　　　母子健康手帳の交付や乳幼児相談等あらゆる機会を通して、育児困難家庭や
　　　　　虐待ハイリスク家庭を把握し、早期に関われるように心がける必要があると
　　　　　思います。
　　　　　４ヶ月児健診に虐待チェックシートなどを用いてアンケートの実施を行いその後の
　　　　　フォローの実施を行う。
　　　　　関係機関との連携を図り、子ども虐待防止、ネットワークを考えて行く。

　　今後の課題
　　　　　事故予防は少しづつ良くなっているようです、けがや事故で病院にかかる幼児は
　　　　　少なくななっています。
　　　　　チャイルドシートを必ず着用が若干増加したものの７割程度しかないようですので、
　　　　　さらに事故予防の取り組みが必要です。
　　　　　虐待しているのではないかとおもうことがある者は、今後の成り行きを見る必要が
　　　　　あります。
　　　　　子育ての良い環境を整えるために、親の気持ちに寄り添いながら助言、指導などに
　　　　　取り組む必要があります。
　　　　　家族間の子育て方針で悩む人が５割近くになる事から、この事が育児負担や不安
　　　　　につながるおおきな要因と考えられるので、家庭教育、家庭環境の大切さを
　　　　　今後両親及び祖父母等も含め伝えて行く事が必要です。

●　子育て不安、困難の軽減及び解消

　　　気になる点
　　　１．子育てに自信のない母親
　　　２．子育てに困難を感じる事がある
　　　３．食事について心配なことがある

　　　施策の重点
　　　１．育児不安などの早期発見と早期対応
　　　２．相談体制の充実を図る

　　　具体的な取り組み
　　　健康センターの子育て支援の充実
　　　相談事業だけでなくどの事業においても母親に丁重に関わり、不安に対して適切に対応
　　　して行く事が大切です。

　　　今後の課題
　　　子育てに自信のない母親や困難を感じる母親が全体の４分の１ほどいるようです、
　　　１歳６ヶ月児より３歳児の母親に多いようです。
　　　児の成長と共に生活環境の幅が広がったり集団生活も始まり、しつけ等の不安や
　　　負担が影響する可能性が高いと考えられるため、幼児期においては一層の支援が
　　　必要だと思います。
　　　今後もハイリスクの妊産婦はもちろんのこと全ての母親に対して、相談事業
　　　のみならず健診や教室などあらゆる場面において母親に寄り添い自信をもって
　　　子育てができるように支援を重ねていくことが必要だと思います。

●　疾病、障害を持つ児と保護者への支援

　　　気になる点
　　　治療や療育の必要な子どもが適切な治療や療育が確実に受けられること

　　　施策の重点
　　　１．相談窓口の整備
　　　２．保険、福祉サービスの提供
　　　３．養護訓練センターの充実

　　　具体的な取り組み
　　　発達障害について早期に把握し、保護者支援をしながら適切な助言や
　　　指導を実施する。
　　　乳幼児健診、半年毎のはみがき教室等のあらゆる関わりの中で、早期発見
　　　と事後のフォローに心がけていただく。
　　　健診の場面では、母子保健カードに発達障害に関する項目を追加して早期発見
　　　ができるようにする。
　　　
　　　障害児の発達段階や保護者の障害の受容状況、療育の内容に応じて、児の成長
　　　を見守りながら保護者の支援に心がける。
　　　家庭訪問や個別相談を実施

　　　今後の課題
　　　地域の療育システムの支援事業を通して関係機関との連携がより蜜になるように、
　　　市の担当者レベルで療養体制を模索して行く。
　　　今後は早期発見と適切な治療や療育が適切に受けられる一貫した体制整備、
　　　一生涯（ライフサイクル）を見据えた児と保護者への支援が必要です。