● 活動の目的 私達の身近な生活を振り返ってみますと、夫婦共に共働きをしながら子育てをしている 家庭や片親で働きながら子育てをしている家庭がかなりの割合で増えてきています。 そうした現実から小学校1〜3年生ぐらいの留守家庭の児童に対して、小学校の余裕教室 を利用した放課後の児童クラブを作り子ども達の遊びや生活の場を与えて行けるように 取り組みたいと思います。 児童クラブの必要性の基本 1.子どもが生まれ育ちにくい社会になってきました (1)最近の子育つの様子 @よき言われる史上最低の出生数や出生率 Aゼロ歳保育と言われるように史上最高の保育所入所児童数 B史上最高の子ども虐待数 (2)人と人とのつながりが薄くなると共に倫理観が失われてきています ソーシャルキャピタル(社会関係資産)が失われる 子どもを囲い込む社会へと変わりつつあるため孤独になりやすい 2.子育ての変化と子育て支援の必要性について (1)現在の体制は、子育ては親やその親族、また地域の助け合いにより子育て をしていましたがだんだんと崩れてきている (2)近所の助け合いは崩壊しつつ助け合いで子育てを対応するのは難しく、 親だけで子育てできない家庭が増加しています 3.子育て支援政策の見直しで転換する (1)転換の方法:「子育てに対して応援しない代わりに口出ししない」方法から 「子育てに対して応援する代わりに口出しをする」政策に変える 4.子育ち、子育て支援のいくつかの原理 (1)発達段階とライフコースに応じた切れ目のない支援(幼稚園から小学校に 移る間の切れ目) (2)多様な人との関わりの保障 (3)次世代育成支援のための社会づくり 5.学齢期の子どもの豊かな放課後生活の保障 (1)家庭の現状 ・保護者が共働きの一般化や、父親の長時間就労 ・働き方の多様化により帰宅時間がまちまち ・しつけ、子育てに自信がない層の増加 ・一人親世帯の増加 ・子どもの虐待の増加 結論:保護者の就労状況の多様化が進み、家庭の子育ての基盤や機能が 弱体化が弱体化する傾向があります。 また地域のつながりの希薄化や倫理観の欠如が進行して、地域の安心、 安全が阻害されつつあると思います。 (2)子どもの現状、大人に求められる課題 ・三間 (時間、空間、仲間 )の減少化 ・生きた体験、自然体験が少ない ・生活時間の変化 ・ストレスの増加とストレスに耐える力の低下 |