レポート2 |
●世論
1.今までの政治で改革と何度も言っていますが、なぜ日本の政治は市民の期待を裏切ってばかりいるのは何故でしょうか。 2.政治は国家の安全保障を考えるのが第一ですが、日本の経済も大事です。 3.日本の政治は増税で争っているのは、いったいどうなっているのか?。 4. 5. 6.政治家はパブリックサーバントであり市民がもっともっと大事にされる世の中を作らなければならない。 7.なぜ財政危機と言われるのに国債が売れるのか。 8.国債が悪であると言われるのはなぜだ。 9.バランスシートの経済学から学ぶ。 ●リチャード・クー氏による講義 1.日本銀行が金利0にしたのに(1995年)何も起きない、0金利ならインフレになって行くはずなのに何も起きていない、これは何が起きているのか?、それはバランスシート不況である。 2.この20年間日本の経済は元気がなかった。その時住宅価格下降曲線から米は学び先物取引を行った。 3.日本では24年の初めに金融緩和を5兆円行い市場にお金を出してジャブジャブになると思ったが、実際はそうはならなかった。リーマンショック後、金融緩和をしても、マネーサプライは増えなかった。イギリスではガタガタとなった。 4.日本の企業はバブルの時に企業がお金を借りて投資をしていたが、バブルの崩壊によって、資金需要はマイナスとなった。そのため0金利でもお金を使わない状態でお金の使い方が解らなくなり、0金利なのに借金を企業が返済し始めた。日本では10年間ほとんどの企業が借金の返済をしてきた。 5.バブルの時に変な物を買ってしまい資産価格が下がり、借金が増えて返せなくなり、倒産している。これは日本中の企業で起きている現象です。 6.全員が借金の返済をするために、お金を借りる人がいなくなり経済が回らなくなってしまう。 7.0金利でも借りる人がいなく、お金を返す人ばかりとなる、それが10年続いているため日本の人達は年間30兆円の借金の返済をしている。 8.日本の不動産はバブル崩壊後87%下落した(1500兆円)にもかかわらず日本のGDPは下降していないのは政府が使ってくれているためです。 9.したがって、このようになった背景は資産価格が大暴落して借金だけが残る。そのため借金の返済ばかりする事で発生する不況を「バランスシート不況」と言う。こうした不況の場合は政府がお金を使わないと良くならない。 10.
日銀が金融緩和をして5兆円市場に出したと言っているがまったく意味がなかった。お金を借りる人がいなくなった時は日銀がお金を出した所で借りる人がいなければまったく意味がない。 11.
日本政府は財政再建を行う必要があると言っているが民間のお金を政府か借りて使わないと財政再建は失敗する。 12.
銀行は企業にお金を貸しているがあまり借りないので、銀行は国債を買っている。これは、バブルではなくバランスシート不況であるため当然の成り立ちである。これはマーケットが国債を買ってあげるから財政出動をしてくださいと言うサインである。マーケットが政府に対してメッセージを出している。 13.
ギリシャはバランスシート不況ではなく完全な放漫財政である。そのため長期金利が25%となっている。他の国はすべてバランスシート不況となっている。 14.
日本は橋本内閣で(97年)財政再建をして痛い目にあったが、その人達はいなくなった、のち今は財政再建の話が出てきている。増税は誰でも出来る、歳出カットも誰でも出来るが本当に財政赤字が減るのか?。ここを誰も問わない。じゃあ何が財政再建を出来るのかと言えば、人々がお金を借りる要になったら財政再建をしても良くなる。 15.
日本企業のバランスシートは良くなっていて、企業の借金は0の所が沢山ある。じゃあなぜ企業はお金を借りないのか、それはトラウマになっていて借金地獄を知っているため、お金を借りなくなった。 16.
2005年までは公共事業で乗り越えてきたがこれからは企業が投資するように政策を考える事が大事である。 17.
中国、韓国に追われている今は(95年以降)10分の1の給料で追っ掛けてくる、これに対応するには、日本はもっと早く走らなければならない。そのためには新しい物を考える人には大きなインセンビティーを与えて伸びていく必要がある。 18.
これからは想像力のある人に頑張ってもらわないとだめである、その人達が産業を引っ張って行くようなグランドデザインが必要です。 |
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