幼虫の飼育は、十分な餌があれば、そんなにむずかしくありません。 
しかし、幼虫を育てるには通常半年かかり、少し根気がいります。 
飼育は、クヌギマットや腐葉土を使う場合がありますが、 
飼育環境は、常温で全く問題はありませんが、凍結するような場所は避ける。 
マットの交換時期は糞(小豆状の粒)が多くなったら交換します。 
早め早めの交換をお勧めします。 
幼虫は成長しきるとあまり動かなくなり、じっとしている事が多くなります。 
その後、体をくねらせて丸い部屋(蛹室)を作ります、それからしばらくすると 
幼虫は、シワが多くなり棒状になります、この状態を前蛹と呼びます。 
マット交換時に、前蛹を掘り出してしまった場合は、人工蛹室での蛹化を試みる 
その後、幼虫は蛹になります。 
カブトムシの蛹室はクワガタと異なり縦に作ります。 
この蛹室を壊したり、強い衝撃を与えたりすると、成虫になれずに死んだり 
羽化不全(奇形)になったりする場合がありますので、成虫になるまで 
そっとしておいてください 
蛹になってからおおよそ3週間〜1ヶ月で成虫になります。 
もし蛹室が壊れたり、環境が悪化した場合は、人工蛹室で羽化を待ちます。 
マット交換を行なう際に、蛹を掘り出してしまった場合も同じです。 
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羽化不全を起こしてしまった 
オスのカブトムシです 
上翅が開き、羽が飛び出しています。 
 
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通常、7月下旬から8月上旬にかけて成虫に羽化します。 
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