1/200 駆逐艦  響 (ひびき)  吹雪型V    製作開始 2018−11      完成   2019−7

吹雪型駆逐艦は T型 浦波 、 U型 天霧 と製作してきましたので 今回 V型 響 を製作することにしました  吹雪型の船体は大きなフレアーが 船体中央にも つけられており これまでの 竜骨、肋骨方式では 製作しにくい構造のため  間宮 や 矢矧 の制作方法と同じ 10mm厚の木材で箱を作り削りだす方法で製作します

10mm厚の朴板を船体にします    この作り方は削りクズが 大量に出るのが欠点ですが ねじれが出ません

朴板を張り合わせる いわゆる「棺おけ方式」

上面図、側面図は 写真日本の軍艦 海軍艦艇図面集U(光人社) 「暁」 の図面を使いました

船首 船尾は 木の固まり になっています

甲板部分に コピーした 上面図を貼り付ける

船尾部分の裁断 荒削り 

上面図 のコピーを貼り付け フレアーの削り出しを開始     ドリル穴に従ってのこぎりで切り落とす

船尾の削りだし    ドリルで穴を開けて 位置を定める  このとき ドリルは垂直であることが大切   ボール盤を使う

削りだす前に 側面ゲージを製作して 削り量を見ながら加工していく

大きく削る場合は のこぎりで 細かく切り込みを入れて「のみ」で削る  万一 のこぎりを入れすぎても 修正は簡単

船体の削り出し完了  艦橋 煙突の仮置き

魚雷発射管の材料 アルミパイプを並べてみる

魚雷発射管のシールドを0.5mmのプラ板で製作。煙突の吸気口の笠状の上板は 朴材の削りだし

主砲は 朴板3枚を合わせて 複雑な形状を製作 

主砲の砲身は2mmのシンチュウパイプ   おおかたの甲板上の構造物が出来上がる

上部構造物にプラサフを吹く  

船体の修正 ウッドパテで 隙間を埋める

艦橋 煙突 周り も ほぼ出来上がり

3分割した艦橋  内部に羅針盤 双眼鏡を工作 材料は爪楊枝

後方は同時製作中の 復員船 竹  の船体骨組み

プラサフで下塗り 奥は 復員船 竹   プラサフを塗装した後の修正は プラモ用のパテを使う

魚雷搬送レール   0.3mmのシンチュウ線に1mm角のプラ板を接着して製作    作業台は ガムテープを張った板の上  接着剤がつかない

船首 アンカー と リノリュウム留め を製作 スリップ止め は コピー用紙で自作

魚雷搬送レールを甲板に接着  スリップ止め は市販品を使わず コピー用紙で手作り  

魚雷発射管シールド、主砲シールド に 通気筒を作る

船尾の爆雷投下レールを作る

最終塗装 (マスト 手すりは未加工)

撮影 2019−1−27





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給気筒  旗ざお  ストーブの煙突? を製作

内火艇を製作 前マストの細部を製作

魚雷発射管上部の伝声管を製作  

魚雷搬送レールの「櫛歯状」の足を作る

搬送中の予備魚雷は 頭部が赤色の 訓練用
赤いボンベ状の部品は訓練用魚雷の頭部 

爆雷投下用レールの脚も櫛状に製作

特型駆逐艦 3隻 (奥が製作中の響)

手前から 「浦波」 「天霧」

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吹雪型 正面線図

2019-6-10  ほぼ完成    空中線を張る

ケージアンテナ  模型的には非常に作りにくい

ケージアンテナは 0.05mmの軟銅線6本で製作

主砲の防水キャンバスは省略

2019−6−10撮影

メインマストから船首に向けてもケージアンテナ

水平に2本のケージアンテナ 

ケージアンテナ(籠型空中線)   模型寸法 直径3mmφ 

駆逐艦 響 の空中線が 「籠型」 であったかは 定かでない

エレメントが電気的に太い 籠型空中線は広帯域の周波数で運用が可能になる